ゆるい仕上がりで安価!!デジタル孔版印刷ってなに!?

低コストでスピーディ

近年の主流のオフセット印刷に比べてゆるい仕上がりながら、比較的安価に味のある紙ものが仕上がることから利用者が急増している印刷法がデジタル孔版印刷です。新聞の折り込み広告や、学校、公共施設での印刷、同人誌印刷などの場で主に活躍していて、低コストで高スピードなのが最大の特徴でしょう。印刷のもとになる版に穴をあけてそこからインクを出して紙に転写する孔版印刷ですが、シルクスクリーンやガリ版と同様のしくみを機械化したのがデジタル孔版印刷になります。マットな質感とインクがのったような独特の刷り上がりはほかの印刷法ではだせない雰囲気を醸し出せるでしょう。

デメリットも知っておこう

低コストでスピーディなデジタル孔版印刷ですがデメリットというのもあります。色数のそろう印刷所であればいいですが、15色から20色をそろえているところは、稀です。そのため、依頼前には必ず確認しておくことが必要になります。また、1版1色ですから、多色刷りをする場合は色数分の版をそろえる必要があることを覚えておきましょう。そして、印刷機に通す紙が故障の原因になることもあるため、使える紙に制限がかかることもありますが、封筒などにも印刷は可能ですよ。

味のある紙ものをつくりだす

コスト面は数十から数百程度の少部数でいいということであれば、オフセット印刷よりも低コストですむ場合がほとんどです。70kgの上質紙に片面一色印刷を200部おこなったとしたら、2300円程度になります。簡易印刷ということもあり、ズレやカスレが生じますが、短所を知ったうえで、味のある紙ものをつくるといいでしょう。本来、短所といわれることも、長所と考えればいいのです。写真に関しては、オフセットでは175線程度できれいに出ますが、細かい網点はつぶれてしまうこともあるので、100線程度がきれいに仕上がりますよ。2色刷りでは1色目と2色目で版がずれることがあるので、シビアなヌキ、ノセには向きませんが、ズレでアナログ感を演出することもできるでしょう。

封筒印刷をする場合は、少部数では家庭用プリンターで印刷し、多部数ではオンラインプリントサービスを利用する方がコストを抑えられます。